第五章 結婚と愛

(結婚を通じて人種が融和し)

国家や人種間の分裂や反目がなくなり、

全人類が一つの家族となって、

平和な世界をつくることができるのです。

 結婚は二人がするものですが、実際には二つの家系が因縁を結ぶことであり、さらには、二つの氏族、二つの国が融和することです。異なる相手の文化を受け入れ、歴史の中で生じた怨恨を克服して一つになっていきます。韓国人が日本人と結婚すれば、韓国と日本が融和するのであり、白人と黒人が結婚すれば、白人種と黒人種が融和するのです。また、彼らが生む子供たちは、二つの民族の血を同時に受け継いだ融和の人間であり、白人と黒人を超える新しい人種の出発点になります。このようにして数世代が経てば、国家や人種間の分裂や反目がなくなり、全人類が一つの家族となって、平和な世界をつくることができるのです。(229ページ)